株式会社しまんと美野里

【野生鹿との対峙】


先日、栗園が鹿の食害にあった記事を書きましたが、その続きがあります…!!

(画像なし、文章のみなので、構わない方だけおつきあいくださいませ。)

その後、柵内で複数の鹿目撃情報があったので、協力会社さん達と6人がかりで追い出すことになりました。
 
柵の中に居続けられると、ますます新芽を食べられるので、追い出すのは必須です。
猟師さんが近くにいれば良かったのですが。
 
鹿は、おそらく園の下の方の森になった部分に隠れているだろうということで、1番上からみんなで降りてきて追い詰めて空けておいた下の柵から出そう、ということになりました。
はじめに、柵を開ける組と上から降りてくる組二手に分かれました。
 
私は柵から鹿が出たのを見届ける役です。
 
柵を開けるための役の人と、柵沿いに森の中を歩きます。
山の中を歩いたのは何年ぶりでしょうか。
道なき道を歩くので、多分田舎育ちでないと無理です。
枝を伝ったり、木の根っこを足場にしたり。懐かしい。
 
森は木陰で涼しいけれど、蛇が苦手な私はいつ蛇が出るかヒヤヒヤです。
 
森の一番下に近づいたその時、前方でガサガサっという音がして、なんとお尻の白い鹿を一頭発見してしまいました。
こんなに早く見つかると思っていなかったので、柵を開ける組、軽く混乱。
鹿も慌てて前後左右に走りまわります。
こっちに向かってきた時が2回程あり、かなり焦りました。
今思うと完全に気休めですが、もし鹿さんが突っ込んできた時に威嚇する為にと、手頃な石を握りしめていました。
 
鹿は追いかけっこの末、そのうち見失ってしまいましたが、私はこのまま柵の側で鹿が出たか見届ける為に、待機。
 
他の人は鹿を追いに行った中、いつどこから鹿が来るかわからないスリリングな展開に。
柵から程よく離れた木の陰に隠れて気配を消します。
背後から蛇が来るかもしれないというのがとても気がかりですが…!
 
何分待機したでしょうか。
そのうちにいなくなった柵を開ける人が「鹿、結局違う所から逃げたと!」と呼びに来てくれました。
これでひと安心です。
 
あとは開けた柵を閉め、鹿追い出し作戦は終了です。
野生鹿との距離が10メートル位というのは初めての経験でしたが、やっぱり怖いものです。
 
もうこんな大変な思いをしないためにも、これから、まめな巡回、柵の点検が必要だと痛感した鹿との対峙でした。
 
 
 
 
 

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